上海ガニはまずい?中華料理の主役を熟知しておいしく頂こう

上海ガニ

美食家を楽しませる上海ガニは、中国で秋に楽しまれる高級カニです。日本に生息しているモクズガニと同属異種であり、近縁種です。他のカニより味に深みがある上海ガニはまずいという声もありますが、本ページでは食べ方を含め、上海ガニにスポットを当てて旬や値段についても詳しくご紹介していきます。

  1. 目次
  2. 上海ガニとは
  3. 上海ガニとモクズガニの違い
  4. 上海ガニの食べ方
  5. 上海ガニの旬はいつ?
  6. 上海ガニの値段は?
  7. 上海ガニは夢中になるおいしさ

上海ガニとは

上海ガニは通称、チュウゴクモクズガニと呼ばれるイワガ二科のカニの一種です。中国、朝鮮半島東岸部を原産とし、シナモクズガニという呼び方が正式名です。

日本に生息しているモクズガニと同属異種であり、どちらも大きさや淡水性は同じです。上海ガニは非常に繁殖力が強く、生態系の影響があると判断されたことで特定外来種に指定されており、生きたまま輸入することは禁止されています。

原産は中国、朝鮮半島になりますが、中国江蘇省蘇州市に存在する陽澄湖(ようちょうこ)で獲れるものが上海ガニの中で最も質が良く、美味だとされています。そのため、陽澄湖産の上海ガニは最高級品として認識されています。

上海ガニはまずいの?

高級ガニである上海ガニは、値段の高さから食べたことがなくてもおいしいカニだとイメージします。しかし、上海ガニを実際に食べたことがある方の中には、騒ぎ立てるほどおいしいものではないという意見や、思っていたよりおいしくなかったなどの意見を持つ方もいるようです。

実際に中国では、上海ガニの季節がきたから喜んで食べるというよりも、「時期がきたから食べなくては」という決められた概念から、おいしくないと感じても仕方なく食べるという上海人もいるようです。

しかしながら、味覚というのは十人十色ですから一概にまずいとは言えません。食べ手の味覚、食べた場所、品質によっても味の良し悪しは左右されるでしょう。上海ガニをおいしく食べるための絶対条件は鮮度ですから、質の良いものは多くの方がおいしく食べられるようです。

それでも期待値が大きいと実際に食べた際の落差で思ったよりは…と感じる方もいるでしょう。同じ食材でも調理法が違えばおいしいと感じる場合もあるため、上海ガニをそのまま食べてまずいと感じた場合は他の調理法を試してみるのも良いかもしれません。

上海ガニとモクズガニの違い。モクズガニのほうが断然美味しいと思う

日本に生息するモクズガニは体長7~8cmほどで、河川で生息が確認されています。鋏脚には濃い毛が生えているのが特徴です。上海ガニとモクズガニは近縁種のため、見た目は非常に似ています。基本的には同じですが、モクズガニは前側縁の突起が3ヵ所なのに対し、上海ガニは4ヵ所あります。

上海ガニと見た目は大差ないですが味はモクズガニのほうが濃厚で美味しいと思います。
もちろん時期や鮮度も関係していると思います。

上海ガニの食べ方

極上の上海ガニはできる限りおいしさを引き出して食べたいものです。店で食べればあとは食べるだけの状態からスタートすることができますが、個人で入手した場合はいまいち食べ方が分からない場合も多いでしょう。上海ガニは余すことなく食べ切りたいですから、上手な食べ方をご紹介します。

やっぱり王道の姿蒸し

上海ガニの姿蒸し

上海ガニの食べ方で外せない王道はやはり丸ごと蒸す姿蒸しです。上海ガニの調理法では最も一般的でありながらも、蒸してあることで身や味噌に詰まっている旨みを凝縮して食べることができます。上海ガニが生きている状態で蒸すことが条件のため、まさに旬の時期に限定された食べ方とも言えるでしょう。

食べる際は食用はさみと味噌などを掻き出すために使う細いスプーンなどを用意するとスムーズに食べ進められます。上海ガニは基本的に手で分解していき、食べ始めは脚と爪をはさみで切ってからそのまま可食部を食べていきます。

酔蟹(酔っ払い蟹)

通称酔っ払い蟹と呼ばれるこの食べ方は、上海ガニを生きた状態で紹興酒に1週間程度漬けてから食べます。香ばしい紹興酒に漬けこまれた上海ガニからは、全体的に良い香りが立ち込め、身と味噌も非常にとろっとした食感に変わっています。

蟹味噌小龍包

近年上海ガニの食べ方で流行している食べ方が蟹味噌小龍包です。入れ物とも言える小龍包に文字通り上海ガニの蟹味噌をたっぷりと入れてあるため、皮から見ても中の蟹味噌がオレンジ色に輝いているのが分かります。ジューシーな肉汁と濃厚な蟹味噌がたっぷり詰まった小龍包は間違いなくおいしい食べ方です。

上海ガニの旬はいつ?

上海ガニはオスとメスで旬の時期が異なります。10~11月の秋真っ盛りになると、カニ味噌と卵を抱えたメスがおいしくなり、11月下旬を迎えると抱える卵が多くなります。

カニ味噌は減少している状態ですが、反対にオスは白子を豊富に抱えている状態になるため、メスの旬が終わっても引き続きオスの旬を楽しむことができます。

上海ガニのメスは10~11月頃、オスは12月下旬~翌年1月までということですね。秋から冬まで比較的長く楽しめる点も上海ガニの良いところです。

上海ガニの値段は?

誰もが口を揃えて言う上海ガニは高いという意見ですが、実際に上海ガニはレストランで頼むと約5,000~9,000円程度の値が付き、陽澄湖産のものはさらに値段が上がります。

しかし、日本で食べられる上海ガニは自社輸入などの関係で、比較的安価で食べられる場所もあります。日本で輸入されている上海ガニは1kg=2,000円~4,000円の値段が付けられますが、安価を売りにしている場所で食べれば1,000円前後に抑えることも可能です。

あとは漁獲量が多ければ驚くほど高騰することはないと考えられますから、そういった点も上海ガニをお手頃な値段で食べられるかどうかの条件になります。

上海ガニは夢中になるおいしさ

日本でも蟹を食べるときは無口になる方が多いように、上海ガニを食べる多くの中国人も無口になります。おいしいものに夢中になるのは万国共通ですね。上海ガニは分解する、掻き出すといった作業がどうしても多くなるため、可食部が少ないと感じる方もいるかもしれませんが、丸ごと蒸した上海ガニは非常に美味です。特別な日にはごちそうとして是非上海ガニをご賞味ください。

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