赤飯に適すのはササゲと小豆どっち?味の違いについて今一度おさらい!

赤飯

おめでたい席には必ず登場する赤飯は、小豆で作るのかササゲで作るのか意見が分かれるところですよね。料理本には必要とする材料はササゲと記載されているものも多いですが、小豆とササゲは一体が違うのでしょうか。味の違いがいまいちよく分からないという人向けにササゲと小豆を徹底比較してみました。

  1. 目次
  2. そもそもササゲってどんな食べ物?
  3. 小豆とササゲの違い
  4. 赤飯以外でもササゲを使いこなそう
  5. もう小豆とササゲの違いに迷わない!おめでたい席には美味しい赤飯を

そもそもササゲってどんな食べ物?

豆の状態では小豆に似ており、皮をむかない状態ではいんげんにも似ているこの不思議なササゲという豆は、ササゲ属の一年草でつる性の種類とつる性のない種類とが存在します。一見いんげんと見違うほど酷似しており、スーパーなどの店で販売されるのも夏前~秋口にかけてのため同じ野菜かと思われますが、実は全く別の野菜です。
ササゲは日本ではなく、アフリカを原産とする野菜でもあり、いんげんより細く長い見た目の特徴を持っています。

ササゲという呼ばれ方の由来

ササゲという呼び方を初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか。野菜好きでなければ中々お目にかかることもないササゲは、漢字にすると「大角豆」と表されます。ササゲの呼び方は本ページでも用いているようにササゲと呼ばれることもあれば、地域によってはササギと呼ばれることもあるのだそう。正式な呼び方はササゲなのですが、このように呼び方が異なる理由は年代の違いや地域の違いがあるためと言われています。ササゲという呼び方は若い年代の人たちが使用しており、東日本に向かうにつれてササゲという呼び方が多くなる傾向があるようです。

また、ササゲという呼び方の由来にはその昔、若さやのササゲがまるで手に持ったものを捧げるように見えたからといった説や、細い牙のように見える見た目から「細々牙」と表し、それがササゲに変化したなどのいくつかの諸説があるようです。

ササゲの品種

国内で食されているササゲの種類には主に「金時ササゲ」と「三尺ササゲ」に分けられます。三尺ササゲは何と30cm以上も成長するビッグなササゲで、熱さと寒さのどちらにも耐久性があるため、どこでも育ってくれる植物でもあります。金時ササゲはクリーム色の中に黒い模様があるものや、紫色、褐色などの比較的色とりどりの種類も存在するようです。

ササゲと一口に言っても非常に豊富な種類があるので覚えきれませんが、岐阜県や愛知県では「十六ササゲ」と呼ばれる伝統的な野菜があることも覚えておいて良いでしょう。

小豆とササゲの違い

赤飯を自宅で作るという人は小豆とササゲどちらを使って良いかいまいち分からないという人も多いのではないでしょうか。小豆とササゲは酷似しているため、どちらを使用しても問題はないのですが、少しの違いを頭に入れておくだけで意味も全く異なる料理に仕上がりますよ。

小豆とササゲ違いはここ!

まず小豆とササゲはパッと見同じ形で同じ色をしているようにも見えますが、実は良く観察してみると小豆の方が赤っぽく、ササゲの方が黒っぽい色をしています。特にササゲのおへその辺りは黒っぽく、形がカーブしていることが分かるでしょう。一方で小豆は左右対称のカーブで楕円形の見た目をしています。若干の違いではありますが、混合してどちらがどちらなのか分からなくなってしまった場合は見分け方の一つとして参考にしてみてください。

味の違いに関してですが、小豆を食べ慣れている人にとってササゲは不思議な食感と味に感じ、その逆も然りです。どちらにも違う風味、食感、味があり魅力的ですが、ササゲの方が小豆よりも少し固い食感です。

煮た際に違いが出る

小豆とササゲは非常に似ているため、赤飯に使用する分には違いは出ないだろうと思っている人も多いですが、実は小豆は煮た際に中央部分から割れることが多く、ササゲは火を通してもガッチリと形を保っているのが特徴です。赤飯にササゲを推奨する理由にはまさにここにあり、その昔武士に切腹をイメージさせることから小豆を赤飯に用いられることが避けられるようになりました。

皮が厚いササゲは小豆よりも煮崩れしにくいことから、何かとイメージが悪い小豆のような「割れる」という意味を含めた料理の代わりになってくれているのです。そのため、縁起の悪い「割れる」小豆よりも皮がしっかりしているササゲで作る赤飯の方が良いとされています。

赤飯以外でもササゲを使いこなそう

赤飯でのイメージがインプットされ過ぎているササゲですが、色々な食べ方ができるということをご存じですか?実は普段の食事とも合うササゲの美味しい食べ方をご紹介します。

基本的な料理には何でも合う

ササゲの良いところは基本的な料理にはほぼ全て相性が良いというところです。炒め物や揚げ物、煮物、おひたしなど洋食にも和食にも脇役として彩りを与えてくれます。特に野菜をたっぷりと使った炒め物やマリネなどの料理には目で見ても美味しい一品となりますよ。

甘いデザートにも変身

ササゲが料理だけに使えると言うとそうでもなく、あんこなどをベースとしたデザートの代わりにもササゲが役立ちます。砂糖と一緒に煮詰めれば小豆とは異なるあんこも出来上がります。

もう小豆とササゲの違いに迷わない!おめでたい席には美味しい赤飯を

小豆とササゲの違いについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。日本人はおめでたいことがあると食卓に必ずと言って良いほど赤飯が登場します。今まで何気なく口にしていた赤飯に使用される豆にもきちんと理由があるということは日本らしい習わしですよね。意味が分かればお料理もちょっと楽しくなるものですから、この機会に是非小豆とササゲの違いについてマスターしてみてはいかがでしょうか。

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